りんご

ネタバレしかないです

ジャックジャンヌ 世長 創司郎感想


希佐の幼馴染のそうちゃんです!

私個人としては普段推さないキャラなんですけど、本気になってからはこの男…他と違う…


あ、めっちゃ余談ですけどフミさんがそうちゃんのことソーシって呼ぶの好きです


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ネタバレ




新人公演で主役に選ばれたスズと希佐に劣等感を覚えているのがそうちゃん。そうちゃんはどちらかというと体が大きい華があるタイプでなく、周りの中で自分という存在がどういう存在であるかちゃんと理解してるが故に主役に選ばれるような人間じゃないって思ってしまっている。 
スズ、希佐が街で「あ!あの2人!好きですこのコンビ!」と言われているのを間近で見て「希佐ちゃんの隣はスズくんなんだね」みたいなこと言っててうわぁ…となりました。 

そうちゃんが夏休み明けにある秋公演の配役発表で選ばれなかったことで2人に対しての劣等感が更に高まっていきます。自分じゃ華がない。自分じゃダメなんだと思ってしまいスズ、希佐と距離を置いていくそうちゃん。スズとは喧嘩までしてしまう…。 
そんな中スズが古傷が再発して、そうちゃんがスズの代役に任命されます。 
でもスズみたいに上手く行かない。どうしたらって中で希佐がアンバーの陰湿コンビwを見てそうちゃんと私なら兄弟コンビがいいなって気付いてからは成長めっちゃ早い。そうちゃんも無理な役やるよりもやりやすそう! 

秋公演の稽古する中でフミさんがなんとなく寂しそうだなと感じる希佐。そしてそうちゃんと2人で継希の代わりにフミさんをワクワクさせちゃおう!っと考えます!2人が一生懸命お部屋でそうちゃんの部屋でシャルルとフィガロになりきって会話するところ凄く好きです。 
てか秋公演の曲好き。 
そうちゃんのさ、フィガロよくない??怒りに任せて剣振りまくる所とか最高にいいよね 

公演が終わった後にそうちゃんが希佐に「舞台って面白い。今度は僕の力で君の隣に立つよ」っていうところ好き。やっと前向きになれたんだなとしみじみしました。 

秋公演が終わって一緒にお出かけした時に街の人に「秋公演のかりうどコンビじゃない?」って言われてやっと認められたって感じなのかな?でもそうちゃんは自分の場所は自分で掴み取りたいって思ってて、でもそれは前と違って前向きな気持ちなんですよね。 
そして希佐に自分がなんで落ち込んでたか話します。 
「僕ね、ずっと力になりたかったんだ。 

君が辛い時、苦しんでる時、支えられる人たちが羨ましかった。 

羨ましくて 逃げてた。 

支えるために、自立しないとね、そこが難しいんだけど。」 

「私もそうちゃんがいたから思い切りやれたんだよ。私のことを全部知ってるそうちゃんだったから。心強かったんだよ」 

その言葉を聞いて頑張ろうと決意するそうちゃん。そうちゃんにとって希佐ってメンタルブレイカーでもあり、支えでもあるんだろうなぁ。希佐の隣にあるのは僕でありたいと思うあまり、そのせいで精神的に不安定になったりするのかなと思ってたんですけど、秋公演は自信を持ついいきっかけになったかもしれないなと。 

冬公演はチッチに動揺するそうちゃんが可愛かったです笑 

冬公演が終わった次の日はクリスマス 
そうちゃんと一緒に過ごすことを選択し、そうちゃんと一緒に街に出ます。 
そして、話したいことがあると神社の前に呼ばれます。 

「冬公演が終わって自分のことを見れるようになった。 
だから、新しい夢ができたんだ」 

「ジャックエースになること?」 

それは手段であり、夢じゃない。そして引っ越してからのことを話されます。3人で演劇ごっこをしていくことが続くと思ってたのに突然引っ越すことになり、引っ越してからもずっと希佐に会いたかった。ずっと頭にあった。でも勇気が出なかった。中二の時に継希がユニヴェールにいると知ってもしかしたら同じ舞台に立って輝けば、また希佐に会えるんじゃないかと思った。そしてそのまた会いたいという夢は叶った。でもそれだけじゃダメだった。これが夢じゃないことに気付いた。 

「僕の本当の夢は希佐ちゃんに見つけてもらった先にあったんだって。 

僕は、隣に並べるような人間になりたかったんだ。」 

「だって…好きだから。 
希佐ちゃんのことがずっと好きだったから。」 

「新しい夢ができた。 
初恋の人の隣で舞台に立つことだ。 

希佐ちゃん、君のことが好きだ」 

そして性別を隠さなきゃいけないのに迷惑だと思うけどごめんねと伝えてくれます。そして希佐も私も隣にいたいと伝えます。 

「そうちゃんと一緒に、そうちゃんの隣で。」 

この言葉めっちゃ好きです。そうちゃんの夢が希佐に関わってるのがいいなぁ。そうちゃんはずっと希佐のことが好きでずっと見てくれてたんだって思います。 

そして玉坂座のネックレスもらってつけてもらいました…スチルあり。良い。 
そして2人はお付き合いすることに!! 
この後のエピソードでそうちゃんが希佐の部屋まで来て、ぼくたちお付き合いしてるってことでいいんでしょうか?!とか聞くのあるんだけどここ可愛すぎた。 

そして年末へ。そうちゃんも今年は稽古のために(希佐もいるからだろうけど)寮に残ります。2人で初詣に行った帰りにアンバーの百無くんにスズがジャックエースに万が一なったら世長くんはもう隣に並べませんねみたいなこと言われるんですよね。その時からそうちゃんはずっとスズのことを気にしてて、スズがもしジャックエースになったらっていうことが頭の片隅にずっとある。希佐の隣に並ぶのは自分でありたい。 

「君のことしっかり支えられるようになりたいのに。 
僕がいれば…僕だけがいれば、ほかになにも必要なくなるくらい…」 

この言葉はそうちゃんの本音がありありと出てる気がします。希佐の隣に並びたい、希佐の隣をとられたくないって思ってるんだろうなぁ 



そして最終公演の配役発表 
主役のジャックエースはそうちゃんが名前を呼ばれます。そしてお相手のアルジャンヌは希佐ではなく、白田先輩になりました。 
この時点で希佐は来年はユニヴェールにいることは叶わなくなります。 
希佐も落ち込んでるんですけど、それ以上にそうちゃんが落ち込んでるんですよね。稽古してても身に入らずって感じで。この後から何話しててもそうちゃんが暗い…。隣に並びたいっていうのはそうちゃんも希佐も同じだからこそ辛いです。 

そして根地先輩から希佐は「ほんとは君をアルジャンヌにする予定だった」と聞かされます。その意味がわからなかったのですが、だんだん物語を進めていくうちにわかってきます。 

そうちゃんは希佐とペアでしかいい演技ができない。希佐以外の人とだとどうしても集中できてないということ。 
先輩たちはわかってたんですよね。だからあえて今回希佐を主役から外した。そうちゃんは希佐しか見えていない秋、冬公演の演技をやります。それは主役として、ジャックエースとしては不出来なものでした。 


そこからそうちゃんはアンバーの百無くんに唆されて希佐だけのために演技をすることをします。みるみる演技が上達するそうちゃん。でもそんなそうちゃんについていけない希佐。希佐がそうちゃんに苦言を呈すると「君が好きだから他の人を見てると嫉妬して演技できないんだ。どうしてわかってくれないの?」と返されます。 
この時のそうちゃんこええええ()なんかまじでメンヘラすぎて震えるw 
希佐のこと完全に見れてないし、心配してるスズのことも放置してるしでそうちゃんがそうちゃんじゃなくなっててこわい…。 

そしてやっぱり自分勝手に演技するそうちゃんに気づいていたスズ。みんなの前でそうちゃんに「お前何してんだよ!お前と立花だけの舞台じゃないんだぞ!」と怒られます。スズ!よく言ったぞ!!そしてそうちゃんはもう一度考え直すことに。(バレンタインエピソードあったけど刺さらなかったので割愛) 

次の日に根地先輩に話を聞きに行き、そうちゃんはやっと自分が自分勝手だったということを自覚します。イザクはみんなを活かす役なんだ。目立つ役じゃないけど、自信を持ってイザクを演じることができるんだ!と希佐に告げます。やっとそうちゃんっぽくなってきた! 

みんなの前でイザクを元の形に戻すって宣言し、また地味なイザクに戻るんですけど今度はそうちゃんの温かみもあるようになってて、なんていうかよかったです。そうちゃんがやっと自分を理解できたみたいで嬉しかった! 

この後なんか百無が嫉妬して山の中に連れ去って希佐の首を絞めたりするんですけど、そうちゃんが助けてくれました!そうちゃん助けてくれてよかった! 
そしてなんか一夜一緒に過ごしたんですけどこれは…? 

そして最終公演。 
よかった〜!!ラストのシーンでそうちゃんがジャックエースじゃなくてもどんな役でも希佐と繋がっていると思えるようになったのはよかったです。百無。お前も頑張れよ。 

最後の 
「君にもっと好きになってもらえるように頑張るよ」 
っていう台詞そうちゃんっぽくてかわいい 


そうちゃん√終わりました! 
個人的にはめっちゃ好き!ってキャラじゃないしなんなら途中腹立ったけど() 、最後は成長したそうちゃんが見れてよかった!